FP(ファイナンシャル・プランナーの模擬試験などのアウトプットの学習
一部予備校では試験前などに模擬試験が行われます。予備校に通ったり通信講座を受けている人は勿論、独学で学習している人も、本番に備えて模擬試験等を受けておくのが望ましいと思います。
資格試験の勉強では、知識を頭の中にインプットすることも重要ですが、知識を答案にして表現するアウトプットも重要です。知識はあっても点に結びつかない場合、アウトプットの能力が欠けていることを意味しています。アウトプットの能力は訓練すれば訓練するほど高まりますし、慣れも重要なので、訓練をすることは重要です。その訓練の代表的な機会が模擬試験や演習講座です。その機会を逃さず、模擬試験や演習などにも積極的に参加するようにしましょう。
アウトプットの能力を高めることは、どの資格試験の分野でも重要ですが、FP試験では特に重要になります。FPでは実技試験もあるからです。事例形式で出題されたりするので、慣れていないと戸惑ったり、知識はあるのに答案にどう書いてよいか分からなかったりすることも考えられます。必要ないという人に無理に勧めるつもりはないですが、最低でも、模擬試験くらいは受けておいたほうがいいと思います。
・模擬試験について
模擬試験とは文字通り、本番を模した試験です。本番に近い形で問題を解くことで、アウトプットの能力を高めることができます。本番の雰囲気や問題に慣れることも出来ます。自分の実力を試す場としても有益です。
模擬試験では本試験の予想問題が出題されます。実際に、模擬試験の問題と似た問題が本番で出ることもあります。模擬試験で既に解いている人はかなりの確立で正解するでしょうから、模擬試験を受けている人と模擬試験を受けていない人と差が出来てしまいます。模試によっては成績表や順位、得点分布と合格圏を示したグラフなどが配られますので、自分のレベルを知る機会になります。
本番に慣れるという点でも重要です。試験には制限時間があります。時間内に解き終えることが出来るか、どれくらいのペースで問題を解いていったらよいのか、模擬試験で把握しておきたいところです。
このように、模擬試験にはメリットがいくつもあります。独学だとインプットはともかく、アウトプットの能力は不足しがちになるので、独学で勉強している人も、模擬試験等は受けておいたほうが無難だと思います。
・模擬試験を受ける際の注意点
模擬試験を受ける際の注意点があります。いえ、むしろ受けたあとの注意点と言えるでしょう。模擬試験はは受けっぱなしではいけません。必ず復習しなくてはなりません。
模擬試験では解説が配られます。解説と問題を照らし合わせてじっくり復習しましょう。復習をしないと模擬試験を受ける意味は半減します。模試で間違えた問題を復習しなかったせいで、本番でも間違えたら、泣くに泣けません。復習した人は必ず正解しているでしょうし。予備校によって違いますが、模擬試験は、本試験直前以外にも何回か行われています。模擬試験の情報は各予備校や資格学校のHPや書店等においてあるパンフレットで知ることが出来ます。